種別 | 論文 |
主題 | 高性能な鋼繊維補強コンクリートと鉄筋コンクリートはりへの利用 |
副題 | |
筆頭著者 | 小柳洽(岐阜大学工学部) |
連名者1 | 六郷恵哲(岐阜大学工学部) |
連名者2 | 内田裕市(岐阜大学大学院) |
連名者3 | 岩瀬裕之(岐阜大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 329 |
末尾ページ | 332 |
年度 | 1983 |
要旨 | まえがき 鋼繊維補強コンクリートに関してこれまでに数多くの研究が行われ、その特性の解明もかなりの程度まで進み、また施工例も年々増加している。しかしながら、今後さらに鋼繊維補強コンクリートの利用を拡大するためには次の2つの課題について検討する必要があると考えられる。その1つは経済性であり、鋼材量をできるだけ低減させることである。すなわち通常の鋼繊維補強コンクリートと同種の性能を持ちながら鋼繊維混入量の少ないコンクリートを開発する必要があると考えられる。もう1つの課題は高性能化である。曲げ強度ならびに引張強度が高く靭性に富むという鋼繊維補強コンクリートの特性をなお一層高めることによって利用範囲を拡げる必要があると考えられる。 本研究は後者の課題をとりあげ、高曲げ強度と高靭性を有する高性能な鋼繊維補強コンクリートを開発することを目的として、このようなコンクリートを製造するために必要な条件を明らかにすることを強みたものである。また高性能な鋼繊維補強コンクリートをRCはりとして利用した場合のはりの破壊性状についても検討を行った。 結論 高性能な鋼繊維維補強コンクリートの開発とそのRCはりへの利用について検討し、次の結果を得た。 (1)通常の鋼繊維よりも断面積が大きく、アスペクト比が小きい鋼繊維を高い混入率で混入し、マトリックスを高強度コンクリートとすることによって、曲げ強度が200kgf/cm2以上あり、しかも曲げ靭性ならびに圧縮靭性に非常に優れた高性能な鋼繊維補強コンクリートを製造することができた。 (2)高強度鉄筋と鋼繊維補強高強度コンクリートとを組合せて使用することにより、高い耐力を有ししかも通常のRCはりと同様のねばりのある破壊性状を示すRCはり部材が得られた。 |
PDFファイル名 | 005-01-0083.pdf |