種別 | 論文 |
主題 | 柱はり切望部内に通し背筋されたはり主筋の付着に関する実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 林静雄(福井大学工学部) |
連名者1 | 森本敏幸(銭高組技術研究部) |
連名者2 | 黒正清治(東京工業大学工業材料研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 421 |
末尾ページ | 424 |
年度 | 1983 |
要旨 | 序 柱はり接合部内に通し配筋されたはり主筋の付着性状に関して、これまでにもいくつかの報告がなされているが、多くは接合部内部の平均付着応力度に関するものであり、接合部からの主筋の抜け出し量を定量的に定めるには至っていない。柱はり接合部からの抜け出し量を定量的に把握するためには、接合部内部での主筋とコンクリートとの付着応力すべり関係を定める必要があろう。筆者らは、通し配筋された主筋の付着性状について模式的な実験を行い、接合部内部での主筋とコンクリートとの付着応力すべり関係が必ずしも一様ではないこと、柱軸力(主筋軸と直交方向のカ)が付着応力すべり関係に大きな影響を与えることを報告した。 本実験は、柱軸カを主たるパラメーターとして、十字形試験体で、柱はり接合部内部の付着応力すべり関係と、それがはり変形に及ぼす影響について調べたものである。 まとめ 本実験では、柱軸力の有無がはり主筋の接合部からの抜け出しに与える影響は大きく、従って、はりのせん断力と変形関係に与える影響も大きかった。これは、柱の軸力がはり主筋の柱はり複合部内での付着応力すべり関係に影響を与えるためであった。また、柱はり接合部内部での付着応力とすべりの関係において、柱面近傍での付着劣化が、内部より小さな付着応力度で生じた。 |
PDFファイル名 | 005-01-0106.pdf |