種別 | 論文 |
主題 | プレストレストコンクリート圧力トンネルの開発 |
副題 | |
筆頭著者 | 五味道義(間組土木本部) |
連名者1 | 吉川弘道(間組技術研究所) |
連名者2 | 蓮井昭則(間組技術研究所) |
連名者3 | 福留和人(間組技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 5 |
号 | |
先頭ページ | 457 |
末尾ページ | 460 |
年度 | 1983 |
要旨 | 概要 プレストレストコンクリート圧力トンネル(以下PC圧力トンネルと略す。)は、トンネルの覆工材にプレストレストコンクリートを適用し、水圧によって生じる軸引張力に対抗させるものである。プレストレストコンクリートを使用することにより,耐荷力の増大、ひびわれに対する安全性の向上、さらにその鋼材量や緊張力を調整することにより、地山条件の変化に柔軟に対応できるなど、多くの利点が得られる。このため、掘削断面の減少、工期の短縮が可能となり、従来工法に比べて大幅な経済性の向上が期待される。しかし、PC圧力トンネルの施工について、海外では数例報告があるものの我国ではまだ例がなく、研究も充分でない事を考えると、慎重な検討が肝要である。 開発に際して、まず、その具備すべき諸性能を明確にする必要がある。図-1は要求される諸性能と各々に関与する機能要因の相関性を示すとともに、主要検討頭目を列挙し一覧したものである。このような要因分析と開発プロセスに従って、PC圧力トンネルの研究・開発を着手し、その主要項目を完了した。本文は、これらのうち、緊張システム、設計手法と試設計、および実物大試験体による実証実験について報告するものである。 まとめ PC圧力トンネルの開発プロセスのうち、その主要項目である緊張システム、試設計および実証実験を完了し本文に述べたように充分な成果を得たと言える。これらのことからPC圧力トンネルの有利性が確認され、実用化の目処がついたと考えられる。さらに、施工性、経済性などの検討を加え、実施設計および実構造物への適用を行ないたいと考えている。 |
PDFファイル名 | 005-01-0115.pdf |