種別 | 論文 |
主題 | スランプロス防止型流動化剤による流動化コンクリートの現場施工 |
副題 | |
筆頭著者 | 服部健一(花王石鹸化学品本部) |
連名者1 | 岡田英三郎(花王石鹸研究開発本部) |
連名者2 | 山村正明(花王石鹸和歌山研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 9 |
末尾ページ | 12 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 高性能減水剤(以下SPという)を添加したコンクリート、例えば流動化コンクリートにおいては、同一スランプの従来コンクリートに比較してスランプロスがかなり大きい.スランプロスの問題が解決出来るなら、流動化コンクリートのプラントでの製造が可能となり、品質管理もし易くなる。 SP添加コンクリートのスランプロス防止法については、(A)SPと遅延剤の併用、(B)SPのくり返し添加、(C)粒状SPの使用などが提案されている.A法はスランプ維持効果が十分でない。B法は優れた方法と考えられるが、JISの制約となお一層の装置の工夫が必要である。C法はコンクリートの物性に影響がありそう等で、十分な普及をみていない. 1979年にリグニンスルホン酸塩の変性品がスランプロス低減に有効であることが報告され、この物質とSPを混合した混和剤がスランプロス防止型の流動化剤として提案された。このような混和剤を使用すると生コンプラントで流動化コンクリートが製造できることから、プラント添加型流動化剤とも呼ばれる.スランプロス防止型流動化剤については、その後基本的な室内実験デ-タ・スランプロス低減メカニズムの考察・使用方法の提案などが報告されているが、現場における実用化研究の結果はほとんどない。 本論文においては、著者らが新たに開発したスランプロス防止型流動化剤(以下SRSPという)を用いたコンクリートを数ヶ所の建設現場において打設し、その際得られた知見・問題点について述べる。 |
PDFファイル名 | 006-01-0003.pdf |