種別 | 論文 |
主題 | 模型実験による高強度コンクリートのポンプ圧送性の検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 高山俊一(九州工業大学工学部) |
連名者1 | 松尾 幸久(黒崎窯業株式会社) |
連名者2 | 南崎俊哉(九州工業大学大学院) |
連名者3 | 辻裕治(九州工業大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 25 |
末尾ページ | 28 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 現在、大多数のコンクリート打設現場では施工の迅速化・省力化のため、コンクリート圧送機械が使用されている。既往の研究の成果、施工速度の進ちょくを目的とした大型コンクリートポンプの使用により、コンクリート圧送管の閉塞の事故は少なくなっているようである。最近、流動化コンクリート、繊維補強コンクリートおよび高所圧送など特殊なコンクリートや現場が増加しているが、多くの場合、ポンパビリチ-の判定は経験に頼っている。これは、ポンパビリチ-に関する研究は試験設備が大きくなるので手軽に実験ができないためと考えられる。そこで、試験室で実験可能な油圧サ-ボ型疲労試験機を用いた模型ポンプ圧送試験を試みた。 4.結論 (1)テ-パ管を用いた高強度コンクリートでの最大荷重、圧送エネルギ-はコンシステンシ-とかなり高い相関性を有していた。しかしながら、普通コンクリートでは荷重が漸増して良好な結果は得られなかった。本試験のようにテ-パ部か短く傾斜がかなり大きい場合、普通コンクリートでは降伏値、内部摩擦角が大きいために圧送性を検討することは困難であろうと考える。 (2)直管を用いた高強度コンクリートでの最大荷重、圧速エネルギ-はテ-パ管の場合と同様にコンシステンシ-に関係するものと考えられる。 (3)圧送速度と最大荷重、圧送エネルギ-とは高い相関性があるものと考えられる。本試験での圧送性は、実際のコンクリート圧送ポンプ車のピストンの速度に比べて遅かったので、今後速度を大きくして実施したいと考えている。 |
PDFファイル名 | 006-01-0007.pdf |