種別 論文
主題 コンクリートの自動締固め工法に関する研究
副題
筆頭著者 平賀友晃(戸田建設技術研究所)
連名者1 篠崎徹(戸田建設技術研究所)
連名者2 倉林清(戸田建設技術研究所)
連名者3 荒巻哲生(戸田建設技術研究所)
連名者4  
連名者5  
キーワード
6
0
先頭ページ 37
末尾ページ 40
年度 1984
要旨 1.まえがき
 コンクリート工事に関連した施工技術の開発については材料の開発、工法の機械化を中心に作業の合理化生産性の向上が推進されてきた。コンクリートの製造や運搬などの生産性は生コン工場の自動化やコンクリートポンプの普及により、大幅に向上した。しかし、締固め作業についてはバイブレ-タの大型化と振動の高周波が計られたが、手作業の部分が残されコンクリート打込み欠陥の発生するケ-スが多い。コンクリートの打込み欠陥の発生要因を図-1に示す。
 一方、構造体コンクリートの品質の信頼性が低下し、その対応に迫まられ、建設業においてもTQCやVEの導入により構造体コンクリートの品質向上が再認識されている。
ここでは、コンクリートの締固め作業の省力化とコンクリートの品質向上を目的として、小型軽量型枠振動機とコンクリート検知センサ-を用いた自動締固め工法の開発及び施工実験の結果について報告する。
4.まとめ
以上、従来の内部振動機と突き、叩きによる締固めに変え、研究開発したコンクリートの検知センサ-と小型軽量型枠振動機とが連動した制御装置によって、自動締固め工法の性能と効果をモデル実験で検討した。
その結果、(1)自動機械化による生産性の向上、(2)振動効果による充てん性の確保(3)自動操縦による労務対策などが図れる。
更に、これらの打込み締固めのシステム工法により、コンクリート工事全体の自動化および構造体コンクリートの品賀改善ができる目安が得られた。なお、本工法のうち、検知センサ-と型枠振動機は昨年来、打込みが困難な部材、内部振動機が挿人できない部材、打込み高さが高い部材、打込みタイルの部材、先付け断熱部材など20数件の現場で使用され、良好な結果を得ている。今後、本格的な全自動でコンクリートの打込み締固め工法を進める予定である。
PDFファイル名 006-01-0010.pdf


検索結果へ戻る】 【検索画面へ戻る