種別 | 論文 |
主題 | 高分子を添加した特殊水中コンクリートの輸送抵抗 |
副題 | |
筆頭著者 | 渡義治(五洋建設(株) 技術研究所) |
連名者1 | 草野守夫(五洋建設(株) 技術研究所) |
連名者2 | 竜野三生(五洋建設(株) 技術研究所) |
連名者3 | 大橋清一(五洋建設(株) 技術研究所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 49 |
末尾ページ | 52 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 高分子を添加した特殊コンクリ-トは(以下に特殊コンクリートと称す)粘着性を有し,これを水中コンクリートに応用するとトレミ-工法などを用いなくても材料分離を防止でき,また海水の汚濁をも防ぐことができる。この特殊コンクリートの物性は普通コンクリートとかなり異なっており,特にこれをコンクリートで輪送する時の管内抵抗は未知である。そこで普通コンクリートと特殊コンクリートの輸送実験を行い,両者の比較をするとともに管壁との摩擦力および輸送前後のコンクリートの品質変化を測定した。なお圧送抵抗の算定は,簡便で比較的に多く利用されているコンクリートか管内を固体栓として移動すると仮定して求めた実用式,を用いた。その結果,普通コンクリートの粘着係数と速度係数は従来の傾向と少し異なった。特殊コンクリートの値は普通コンクリートより大きな値を示している。輸送前後の骨材分離に伴う品質変化はほとんど見かけられなかった。 4.結論 普通コンクリートおよび高分子を添加したコンクリートともに烏田等の提案した実用式が適用できそうである。普通コンクリートの粘着係数は従来の推定式より小さく,であり,速度係数は逆に大きく,を示した。特殊コンクリートはスプレッド47cm以下で,が実用的な圧送圧の算定として利用できる。スプレッド47cm以上てもとすれば計算できるが,圧送圧を過大評価することになる。 コンクリートの輸送にともなう物性の変化は,輸送前の物性の差より小さかったと推察される。 |
PDFファイル名 | 006-01-0013.pdf |