種別 | 論文 |
主題 | 高炉水砕砂の適正利用に関する実験的研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 吉田弥智(名古屋工業大学工学部) |
連名者1 | 梅原秀哲(名古屋工業大学工学部) |
連名者2 | 赤井登(名古屋工業大学工学部) |
連名者3 | 竹内正信(名工建設静岡支店) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 57 |
末尾ページ | 60 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 年々、河川産の骨材の枯渇が進み、良質の天然骨材の入手が困難となってきている。特に細骨材の供給は不足し、海砂、山砂.砕砂等が使用されている。一方、鉄鉱石から銑鉄を製造する際に副産物として生産される高炉、省資源、省エネルギ-の点から考えてみても意義があると思われる。高炉スラグの中ても高炉水砕は、J.I.S.にも規定され、天然細骨材の代用として期待されているが、天然砂を用いたコンクリートに比較して、粒形が悪く、骨材表面がガラス質のためつぎの点で劣っている。 同一スランプを得るのに単位水量が多くなる。 4. まとめ 以上の結果により、水砕粉、岩粉を混入することによりフレッシュコンクリート、硬化コンクリートとも、その特性が改善されることが認められた。 最適の微粉末の添加量を考える場合、単位水量が最も少ない場合が、他の性質も改善されることか認められた。今、W/C=55%、W/C=75%の場合について、使用水砕砂の実積率と最適添加量の関係を図に示すと、図-9、図-10となる。図中の斜線は、圧縮強度、付着強度が低下する範囲を示したものである。 いずれの場合においても、最適添加量はP/S(V)=-A×使用水砕砂の実積率)+Bで表される。 使用する水砕砂、微粉末の物理的特性、水セメント比等か異なると、係数、A、Bは当然異なる。図-9、図-10はその一例を示したものである。W/Cが大きいほど、水砕砂の実積率が小さいほど、微粉末の最適添加量は増加することになる。 |
PDFファイル名 | 006-01-0015.pdf |