種別 | 論文 |
主題 | スラグ細骨材を用いた高強度のコンクリート製品の耐久性等に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 関博(早稲田大学理工学部) |
連名者1 | 児島孝之(立命館大学理工学部) |
連名者2 | 松下博通(九州大学工学部) |
連名者3 | 奥村博昭(新日本製鉄スラグ事業開発部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 69 |
末尾ページ | 72 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1. まえがき スラグ細骨材は、数年前から実用化され、多岐にわたって利用されているが、高強度コンクリートへの利用は少ない。本研究は、スラグ細骨材を用いたコンクリート製品で、高強度を得るために加圧成形、真空処理、蒸気養生等を行ったものについて、クリ-プ、圧縮疲労、耐海水性試験のほか、耐久性等に関する試験を行った結果をとりまとめたものである。 4. 結論 スラグ細骨材を用いた加圧式高強度コンクリートは、普通骨材の高強度コンクリート(密実なコンクリート)の一般的性状とほぼ同様な性状を示した。なお、加圧コンクリートの特徴は、無加圧の普通コンクリートに対比して次のことがいえる。 (1)クリ-プ:クリ-プ係数は、無加圧の普通コンクリートの2/3程度。 (2)疲労:疲労強度は、無加圧の普通コンクリートと大差ない傾向にある。 (3)凍結融解:300サイクル後の相対動弾性係数は90%以上。 (4)耐海水性:鉄筋の腐食は、ひびわれ部分に集中し、コンクリート中のCl-量は小さい傾向がある。 (5)吸水性:コンクリートの吸水率は、無加圧の普通コンクリートより約0.5%小さくなる傾向にある。 |
PDFファイル名 | 006-01-0018.pdf |