種別 | 論文 |
主題 | アルナイト系早強混和剤による型枠早期脱型工法の研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 田中秀男(大成建設技術研究所) |
連名者1 | 山本康弘(大成建設技術研究所) |
連名者2 | 戸祭邦之(大成建設建築技術室) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 149 |
末尾ページ | 152 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートに早強性を付与させることは、土木・建築部門において、施工期間の短縮化、施工能率の向上などを進めるための、有力な基礎的手段の一つである。このため、本格的なセメント早強剤の出現が、以前より要望されていて、各方面で研究が成されているが、未だ、塩化カルシウム(CaCl2)系を主体としたものがほとんどであり、コンクリート中の鉄筋の腐食の恐れなどから、近年では、あまり用いられていない現状にある。このため、最近では早強セメントが使用される場合の方が、多くなってきているが、早強セメントの粉末度が微細であることなどで.表面乾操クラックが生じる場合も時には見受けられ、積極的には使われない状況にある。しかし近年、塩化カルシウム等のコンクリートの品質を損なう原料をまったく含まない、天然鉱物であるアルナイト(K2O・3Al2O3・4SO3・6H2O)を焼成したものと、無水石膏(CaSO4)を主成分とした無機系セメント早強剤(以下AG剤と称する)が見出された。本研究は、このAG剤を用いたコンクリートの圧縮強度や物性について練りまぜ実験を行い、確認、検討するとともに、このAG剤を用いたコンクリートを実際のコンクリート構造物に使用して型枠の早期脱型をはかり、施工の合理化を行った場合について述べたものである。 4.まとめ AG剤を添加したコンクリートは、優れた早強性効果を示す他に、ブリ-ジング、乾燥収縮を減少させる効果などを併せ持つことが確認された。又、コンクリート構造物の施工において、早期型枠脱型工法など施工期間の短縮化を目的とした施工に、AG剤は充分応用出来る実用性が確認された。 |
PDFファイル名 | 006-01-0038.pdf |