種別 | 論文 |
主題 | 高性能減水剤を使用した低水セメント比コンクリートの中性化 |
副題 | |
筆頭著者 | 飛坂基夫(建材試験センタ-中央研究所) |
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キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 193 |
末尾ページ | 196 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 高性能減水剤の開発により、低水セメント比でワ-カブルなコンクリートを容易に製造することが可能となっている。この種のコンクリートは、圧縮強度が大きいことからプレストレストコンクリートとして鉄道橋やコンクリート枕木に使用されたり、高強度コンクリート杭に用いられている。 低水セメント比のコンクリートを建築物に有効に使用する方法の一つとして、強度以外の性能を利用することが考えられる。本報告は、このような考え方のもとに実施した促進中性化試験の結果について述べたものである。 8.結論 高性能減水剤を使用した低水セメント比コンクリートを建築構造物へ利用する方法の一つとして、中性化速度が遅いことを実証するために促進中性化試験を行った結果次の知見を得た。 (1)W/C 25%及び30%のコンクリートは、適切な養生方法を行えばほとんと中性化しないものと考えられる。 (2)供試体の養生条件によって中性化速度が大きく異なることが明らかとなった。従って構造物の耐久性から考えても、コンクリートの養生は非常に重要な因子であり、特に初期養生が大切であると考えられる。 (3)コンクリートの中性化とポロシチ-の関係について検討した結果、今回の実験の範囲内では420Åより大きい空隙量と中性化深さの間によい相関が得られた。 |
PDFファイル名 | 006-01-0049.pdf |