種別 | 論文 |
主題 | 酸素活性汚泥処理施設におけるコンクリートの腐食について |
副題 | |
筆頭著者 | 岡田清(京都大学工学部) |
連名者1 | 宮川豊章(京都大学工学部) |
連名者2 | 吉村憲次(京都市下水道局) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 229 |
末尾ページ | 232 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.はじめに 酸素活性汚泥処理法は、そのすぐれた性能から近年各地で導入されてきたが、その処理施設の一部においてコンクリート表面における早期劣化が認められている。本研究は、京都市下水道局吉祥院下水処理場におけるこの種コンクリートの劣化について現場調査を行なうとともに、種々要因の供試体を用いて処理水中で浸漬試験することによって、コンクリート防食対策のための基礎資料をうることを目的としたものである。 5.結論 本実験の範囲内で得られた結論を以下に示す。 (1)単位セメント量が小さく、水セメント比の大きなコンクリートは腐食に対する抵抗性が小さい。 (2)ある程度以上の厚みを持つエポキシあるいはタ-ルエポキンライニングはコンクリートの防食上有効な方法である。 (3)酸素活性汚泥システムの処理水は、空気法による処理水よりも腐食性が高く、これは腐食性炭酸に起因するものと考えられる。 (4)ほぼ同一の処理水であっても、流速が大きな場合には腐食速度が促進される。 (5)本実験で用いたモルタルライニング、流動コンクリートおよびポリマ-セメントコンクリートの耐腐食性については、今後更に検討する必要がある。 |
PDFファイル名 | 006-01-0058.pdf |