種別 | 論文 |
主題 | 海砂コンクリートの凍結融解抵抗性 |
副題 | |
筆頭著者 | 大和竹史(福岡大学工学部) |
連名者1 | 江本幸雄(福岡大学工学部) |
連名者2 | 添田政司(福岡大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 233 |
末尾ページ | 236 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 近年、河川砂等の枯渇に伴いコンクリート用細骨材として海砂の使用率が増加しつつあり、特に西日本地区では70〜90%にも達している。海秒を鉄筋コンクリートやプレストレストコンクリートなどに用いる場合、海砂の含有塩化物が鉄筋やPC鋼材の発錆を促進するとして土木・建築両学会においては塩化物含有暑の許容限度を設けて対処している。各機関で戸外暴露試験が実施され、海秒の塩化物含有量と角材の発錆との関係が明らかにされつつあるが、海砂かコンクリートの凍結融解抵抗性に及ぼす影響を検討した例は少ない。本研究は、プレ-ンおよびAEコンクリートについて水中と海水中の2通りの凍結融解試験を実施し、寒冷地で重要なコンクリートの凍結融解抵抗性に及ぼす海秒の塩化物含有量の影響を検討したものである。 4.結論 塩化物含有量の異なる海砂を用いたプレ-ン及び数種のAEコンクリートの凍結融解試験を実施して以下の結論を得た。 1)海秒の塩化物含有量が増加するとコンクリートの凍結融解抵抗性が低下することが明瞭に認められた。 2)海秒の塩化物含有量が0.10%(NaCl換算)以下の場合、海水中での凍結融解抵抗性は淡水中に比較して低下する傾向が認められた。 3)塩化物含有量が多い場合や海水中の場合でも一般に認められているエントレインドエヤ-の凍害低減効果が確認された。 |
PDFファイル名 | 006-01-0059.pdf |