| 種別 | 論文 |
| 主題 | クサビの拡張力を受けるコンクリートの破壊機構に関する基礎的研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 楢崎恭一（名古屋工業大学大学院） |
| 連名者1 | 梅原秀哲（名古屋工業大学工学部） |
| 連名者2 | 吉田弥智（名古屋工業大学工学部） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 6 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 265 |
| 末尾ページ | 268 |
| 年度 | 1984 |
| 要旨 | 1. まえがき 場所打ちコンクリート杭の抗頭部には,施工時にスライムやレイタンスが発生し品質低下をまねく。また,構造物と剛結する鉄筋を保護するためにも,その部分を除去する杭頭処理作業が必要となってくる。この杭頭処理工法の1つとして,孔中にクサビを貫入して,その拡張力でコンクリートに亀裂を生じさせ,杭頭部を引き抜き取り除く工法が,研究,開発されている。筆者らは,昨年,この工法についてクサビとコンクリートの間の破壊機構を実験的に検討し,直径100cmの杭での最も効率よく破壊させる要因を見い出したが,破壊荷重を算定するまでには至らなかった。そこで,本研究では,クサピの拡張力を受けるコンクリートの破壊におよぼす要因を,モデル実験で検討し,モデル実験の結果と昨年の実物大実験の結果に重回帰分析を適用させて,場所打ちコンクリート杭のクサビの拡張力による破壊荷重の推定式を導くことを試みた。 4.結論 今回の研究ては,昨年行なった実験結果にモデル実験を付け加えて,クサビの拡張力がコンクリートにおよばす影響と,場所打ちコンクリート杭の破壊荷重について検討を行なった。それより得られた結論を要約すると以下のようになる。 1)破壊におよぼす要因の中で,クサビ角と載荷長しか今回のモデル実験と昨年の実物大実験とで比較ができなかったが,どちらも同じ傾向を示しており,実物大供試体の破壊荷重を推定するのに,モデル実験の結果から導いた推定式を適用できる見通しが明らかとなった。2)場所打ちコンクリート抗のクサビによる破壊荷重は,式(4)によりある程度推定できる見通しが得られた。なお,これらの実験結果から判断して,その適用範囲はR＝50cm,l＝40cm,4cm∠D∠7cm,4∠〆 ∠8心．0．51≦ご1‘∠1である。 |
| PDFファイル名 | 006-01-0067.pdf |