種別 | 論文 |
主題 | 少量の炭素繊維層で補強したモルタルの曲げ強度 |
副題 | |
筆頭著者 | 古川茂(群馬工業高等専門学校) |
連名者1 | 大谷杉郎(群馬大学工学部) |
連名者2 | 小島昭(群馬工業高等専門学校) |
連名者3 | 宮本正雄(群馬工業高等専門学校) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 325 |
末尾ページ | 328 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 近年、軽量で耐腐蝕性にすぐれ、高い引張強度を持つ炭素繊維(CF)をセメント系複合材の補強材として使用し、引張強度、曲げ強度あるいは靭性を改善しようとする研究が行なわれ良好な成果が報告されている。これらの成果を利用して一部実用化もされている。しかし、従来の研究報告では、繊維混入率(Vf)は1%程度以上を対象にしたものが多いように見受けられる。 本研究は、モルタルの補強材として繊維混入率は1%以下を対象にした。そして、曲げに対する補強効果が高められるようCFを層状にして引張側にのみ配置し、この場合のCFの補強効果について短期材令に関して予備的に検討を行ったものである。 4.まとめ 以上のことから、本実験の結果を要約すれば以下のとおりである。 1.繊維混入率を一定とすれば、W/Cおよびセメントの種類は曲げ強度にあまり影響しない。 2.CFの品質は曲げ強度に影響する。 3.繊維混入率は曲げ強度に影響し、繊維混入率が1%程度では、繊維を混入しないものに対し、PAN系の場合はCFシ-トで約5.5倍、C Fペ-パ-で約2倍、ピッチ糸の場合はCFシ-トで約1.5倍、CFペ-パ-で約2倍である。 本実験での問題点としては、CFシ-トにおいて計画通りの配列の維持に工夫がいることである。 |
PDFファイル名 | 006-01-0082.pdf |