種別 | 論文 |
主題 | ねじ鉄筋樹脂充填の力学的特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 山崎章(住友金属工業第三製品技術部) |
連名者1 | 白川潔(住友金属工業中央技術研究所) |
連名者2 | 小山清一(住友金属工業中央技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 385 |
末尾ページ | 388 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき ねじ鉄筋の表面には熱間圧延によって雄ねじふしが形成されているため、これに適合するよう雌ねじ加工されたカプラ-を用いて、信頼性の高い機械的継手を容易に設けることができる。しかし、鉄筋表面の雄ねじの寸法精度は機械加工によりやや劣るため、カプラ-とのねじ山間にわずかな間隙が生しる。樹脂充填継手は、この間隙に樹脂を注入固化させ継手剛性を高めた工法で、トルク継手に比べ施工が簡便である。その反面、充填材にエポキシ系樹脂を用いるため、建築構造物への適用に際しては耐火・耐熱性能を明確にしておく必要がある。ここでは、耐火・耐熱性能を実験的に検討するとともに、継手の応力伝達機構について若干の考察を行なったのでその結果につき述べる。 5.まとめ (1)ねじ鉄筋樹脂充填継手の耐火後の継手性能は、コンクリートのかぶり厚さによって変化するものの、2時間加熱の場合かぶり厚さが6cm、3時間加熱の場合8cm以上あれば、加熱の影響を受けない。これは継手部温度が、樹脂の耐火上の使用限界温度(275℃)以下となることと一致する。 (2)継手剛性は樹脂の弾性係数の影響を受けるが、ER≒10000kg/cm2であれば樹脂充填継手の剛性は母材のそれの90%以上を満足する。 |
PDFファイル名 | 006-01-0097.pdf |