種別 | 論文 |
主題 | 乾燥収縮ひびわれを予測する収縮応力解析方法 |
副題 | |
筆頭著者 | 徳光善治(九州大学工学部) |
連名者1 | 牧角龍憲(九州大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 429 |
末尾ページ | 432 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき コンクリートの乾燥収縮が拘束されることにより生じる収縮応力を算定する方法として、NevilleおよびRuschが提案する2つの方法がある。これらの方法はいずれも、重ね合わせの法則によりクリ-プ解析を行うとともに、実構造物に適用できるクリ-プ係数算定式を示したものである。しかしながら、いずれもクリ-プ係数に関しては数多くの実験デ-タに基づいて求めているが、乾燥収縮ひびわれ発生に至るまでの収縮応力に関しては実験による裏付けがなされていない。また、解析例も1年以上の比較的長期間にわたる例を対象としており、数週から数ヶ月で生じる乾燥収縮ひびわれへの適合性は確誇されていない。 そこで本研究では、外部拘束方法により実際に乾燥収縮ひびわれを発生させ、かつその時点までの収縮応力の経時変化を測定した実験結果と前述の2方法を用いた解析結果との比較を行い、短期間の場合でも精度よく収縮応力を推定できる手法を検討した。また、その手法を用いて実構造物を対象として、構造物の剛性や寸法ならびにコンクリートの強度を種々変化させた場合の収縮応力およびひびわれ制御について考察した。 5.結論 (1)乾燥収縮ひびわれが発生するまでの収縮応力は、(1)式により十分的確に推定することができる。 (2)乾燥初期における収縮応力の解析値は、それ以降の解析に大さく影響するため、より的確に求めることか重要である。 (3)弾性計算から求まるコンクリートの剛性分担率を拘束度とみなすことにより、構造面における乾燥収縮ひびわれの制御対策を論じることができる。 |
PDFファイル名 | 006-01-0108.pdf |