| 種別 | 論文 |
| 主題 | 乾燥収縮ひびわれ、曲げひびわれに対するモデレ-ト・プレストレッシングの効果 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 後藤祐司（日本道路公団試験所） |
| 連名者1 | 猪熊康夫（日本道路公団試験所） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 6 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 461 |
| 末尾ページ | 464 |
| 年度 | 1984 |
| 要旨 | 1.まえがき PC構造とRC構造の中間に位置するPRC構造については、両者の長所を合わせ持つ構造として、すでに一部試験的に実構造物に適用されている。このPRC構造の一種として、コンクリート構造物に生じる乾燥収縮ひびわれ、曲げひびわれなどを制御することを目的に、10kg/cm2程度の僅かなプレストレス(モデレ-ト・プレストレッシング)を導入する方法が提案されているが、試験例も少なく未解明の部分も多い。 本研究は、通常の鋼橋床版をモデルとしたRC梁(3支点を持つ不静定梁)とこれにモデレ-ト・プレストレッシングを導入した梁を対象とし、乾燥収縮などによる施工ひびわれと荷重による曲げひびわれの一連の変化を連続して測定することによって、モテレ-ト・プレストレッシングのひびわれ制御効果の把握を行ったものである。 4.まとめ 1)鉄筋コンクリート梁に導入した10kg/cm2程度のプレストレスは、乾燥収縮ひびわれの発生を低減せしめ、載荷荷重によるひびわれの進展防止および安定に効果があることが明らかとなった。 2)大気中に9ヶ月間放置したRC梁の下面には、荷重載荷以前に乾燥収縮により、既にある程度の幅のひびわれが入っている。このひびわれは載荷によってあまり増加せす、通常の試験結果とは異った傾向にある。このことより、耐久性に影響するひびわれの評価は、環境によるものと荷重によるものの両者を合わせて考えてゆく必要があることが認められた。 |
| PDFファイル名 | 006-01-0116.pdf |