| 種別 | 論文 |
| 主題 | 鉄筋コンクリートスラブの押抜きせん断耐力に関する一考察 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 石橋忠良（国鉄構造物設計事務所） |
| 連名者1 | 斉藤啓一（国鉄構造物設計事務所） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 6 |
| 号 | 0 |
| 先頭ページ | 629 |
| 末尾ページ | 632 |
| 年度 | 1984 |
| 要旨 | 1.はじめに 鉄筋コンクリート部材のせん断破壊機構は、曲げ破壊とくらべると非常に複雑であり早くから多くの調査や研究がなされているが、いまだ不明の点も多く体系的なせん断破壊理論が確立されていないのが実情である。 また、鉄筋コンクリートスラブ(以下スラブという)のせん断破壊は、スラブに柱を通じてあるいは直接に部分的な荷重が作用する場合は、荷重直下のコンクリート部分が押抜きせん断あるいはパンチングシアと呼ばれる局部破壊を生ずることか多い。 スラブの押抜きせん断破壊に関しては種々の実験的研究が進められているが、いわゆるはりのせん断破壊と異なる取扱いをされているのが現状である。 本研究は、スラブの押抜きせん断耐力を破壊面に沿った微小部分のはりのせん断耐力の積分値として求めることにより、スラブの押抜きせん断耐力をはりのせん断耐力算定式で比較的よく表わすことが出来ることを述べるものである。 4.結論 はりのせん断力は支点反力の影響を示すせん断耐力Vusと載荷荷重の影響を示すせん断耐力Vurの和として求められると仮定し、これらの算定式を用い、スラブの押抜きせん断耐力を仮想破壊面に沿った微小部分のはりの断耐力の積分値の最小値として求め、載荷板の辺長と有効高さとの比(R/d)による補正を行えばはりのせん断耐力算定式により、スラブの押抜きせん断耐力を、比較的精度良く求められることが明らとなった。また、本手法を用いれば、任意のスラブ形状・載荷位置及び支持条件下におけるスラブの押抜きせん断耐力の算定も可能であると思われるので、今後さらに研究を進めてゆきたいと考えている。 |
| PDFファイル名 | 006-01-0158.pdf |