種別 | 論文 |
主題 | 軸力を受けるはりS・柱SRCで構成される卜字形骨組の柱はり接合部の終局強度 |
副題 | |
筆頭著者 | 若林實(京都大学防災研究所) |
連名者1 | 南宏一(大阪工業大学工学部) |
連名者2 | 西村泰志(大阪工業大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 669 |
末尾ページ | 672 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1 序 高層骨組の構造形式として、柱は鉄骨鉄筋コンクリート、はりは純鉄骨とした構造形式が数多く用いられている。しかしながら、柱はり接合部におけるはり部材から柱部材への応力伝達機構は明らかにされないまま用いられているのが現状である。この様な観点から、既報では柱は任意の鉄骨量を有する鉄骨鉄筋コンクリート、はりは純鉄骨で構成されるト字形骨組で柱材には軸力の負荷されない試験体を用いて実験的および理論的に柱はり接合部の応力伝達機構を明らかにし、その応力伝達機構に基づく耐力の評価法を提案した。本報は柱材に一定軸力が負荷されたト字形の部分骨組の試験体を用いて実験を行ない、既報で提案された耐力評価法の妥当性を検討するものである。 7 結語 柱は任意の鉄骨量を有する鉄骨鉄筋コンクリート、はりは純鉄骨で構成されるト字形の部分骨組の柱材に一定軸力が負荷された場合でも、既報で示された軸力が負荷されない場合と同様、埋込まれた鉄骨部分のてこ機構による耐力の評価法によって実験値が良く説明できることが示された。また、柱材とはり材の鉄骨量の比率が鉄骨鉄筋コンクリート構造計算規準同解説で推奨される値以下の場合でも、支圧強度を増大させるあるいは支圧強さに依存する割合を減少させる補強をおこなえば応力伝達に関する問題は解決されると考えられる。 |
PDFファイル名 | 006-01-0168.pdf |