種別 | 論文 |
主題 | 動的な外力を受ける鉄筋コンクリート柱部材のせん断性状に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 遠藤孝夫(電力中央研究所耐震構造部) |
連名者1 | 加藤治(電力中央研究所耐震構造部) |
連名者2 | 田辺忠顕(名古屋大学工学部) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 689 |
末尾ページ | 692 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.まえがき 動的な外力を受ける鉄筋コンクリート部材の挙動、特に歪速度の破壊挙動に及ぼす影響について、過去いくつもの研究が報告されてきた。筆者らも曲げ破壊型の場合には歪速度の影響が余りないことを実験的に明らかにしてきた。本研究は、従来殆んど報告されていないせん断破壊型の場合について、その歪速度の影響を検討したものである。 4.結論 せん断スパン比が2.67の鉄筋コンクリート柱部材について、動的実験(変位速度20cm/sec)と静的実験を実施し、歪速度の影響を検討した。本研究の範囲内で以下のことが言えると思われる。 (1)試験体の耐力に及ぼす歪速度の影響は、きわめて大きい。一般に、動的実験による試験体の耐力は、静的実験による耐力より大きくなる。特に、この傾向は帯鉄筋の少ないせん断破壊型の試験体で顕著であり、26〜58%も増加する。また、試験体の累積消費エネルギーも動的実験時は静的実験時に比べて増加する。 (2)試験体のひびわれ性状・破壊モードに及ぼす歪速度の影響は割合小さい。 (3)試験体の粘性減衰は、変形が小さい時は無視できないくらい大きく、変形が増大するとともに小さくなる。 |
PDFファイル名 | 006-01-0173.pdf |