種別 | 論文 |
主題 | 実験データに基づく原子炉建屋のエネルギー吸収能、せん断強度に関する検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 稲田泰夫(清水建設技術研究所) |
連名者1 | 小川幸雄(清水建設原子力設計I部) |
連名者2 | 猿田正明(清水建設技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 6 |
号 | 0 |
先頭ページ | 757 |
末尾ページ | 760 |
年度 | 1984 |
要旨 | 1.はじめに 原子炉建屋の主耐震要素であるボックス壁、円筒壁等の立体縮小模型を用いた実験が近年行われるようになってきたが、その数は十分であるとはいえず、実験データからだけでは復元力特性を一般化することはむづかしいと思われる。筆者らは、ボックス壁の数値実験によるパラメトリックスタディーを行い、複元力特性の折れ点に影響を与える要因の影響度を定量的に把握するとともに、せん断強度に関する既往の提案式と本数値実験結果を比較検討する。また、さらに既往の実験データも加え、エネルギー吸収能に関する検討を行う。 6.まとめ 本検討の範囲内で明らかになった事項を以下にまとめて示す。 1)τ〜γ関係の第1折れ点は、鉄筋比、せん断スパン比の影響よりも軸力による影響が支配的である。 2)τuに関する既往の復元力特性式は、軸力による強度上昇を低く評価している傾向がある。また、せん断スパンに関してもかたよりかあり、今回の検討の範囲では荒川式のみM/QDのかたよりかなかった。 3)スケルトンカーブでのエネルギー吸収量をDs値に相当する値(Ds'値)として整理を行った結果、今回の検討の範囲内ではDs'値は0.45以下になっていた。 なお、今回の数値実験に要した計算時間は、1ステップ当り10秒程度(IBM3081K使用)であった。 |
PDFファイル名 | 006-01-0190.pdf |