種別 | 論文 |
主題 | 初期ひびわれを有するコンクリート部材の超音波フィルター特性 |
副題 | |
筆頭著者 | 坂田康徳(九州東海大学工学部) |
連名者1 | 大津政康(熊本大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 9 |
末尾ページ | 12 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.はじめに コンクリートに関する非破壊検査法として、従来より各種の方法が検討され、かつ、実施されている。中でも超音波法は部材中を伝播する音速を利用した比較的新しい方法として他方面に利用されており、主に、金属加工を中心とする材料科学の分野で、材料中を伝播する超音波の種々の特性を利用した方法が実施検討されている。 筆者等は、以前より、AE法で用いる装置を主体とする超音波計測システムを用いて、コンクリ−ト部材内部を通過する超音波の周波数領域におけるフィルター特性から、部材内部の諸状況を把握する方法について種々検討してきた。ここでは本方法を、1).構造物に生じたヒビ割れやその補修の評価に関する現場測定、2).蒸気養生コンクリ−ト二次製品に生じる微小クラックと耐凍害牲に関する凍結融解試験における劣化度評価、3).疑似クラックや乾燥ヒビ割れを有する供試体のヒビ割れ評価に関する室内実験等に適用し、若干の実験的検討を試みたので報告する。 6.結論 本法を用いて1)、補修の良否をある程度判断てきる。2)、部材に生じるクラックの大きさや深さの評価が可能である。3)、前項の評価は縦振動共振モードによるF1を利用すると有利である。4)、部材に生じる網状ヘアークラックの評価も又可能である。5)、凍結融解作用等による劣化度診断が可能である。 |
PDFファイル名 | 007-01-0003.pdf |