種別 | 論文 |
主題 | チャートおよび粘板岩(広島産)のアルカリ骨材反応の可能性について |
副題 | |
筆頭著者 | 草野守夫(五洋建設技術研究所) |
連名者1 | 小堀光憲(五洋建設技術研究所) |
連名者2 | 山田正貴(五洋建設技術研究所) |
連名者3 | 田澤榮一(広島大学工学部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 125 |
末尾ページ | 128 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき 関西地区で輝石安山岩を中心としたアルカリ骨材反応の事例が多い。しかし、最近、広島を中心とする中国地方においても、アルカリ骨材反応の疑いのある被害例が続出している。そこで、事例の1つとして、ある被害コンクリート構造物に使用されている粗骨材と産が同じ粘板岩、チャート(構成比、7:2:1比率が1のものはホルンフェルスを含むその他の岩種)について、アルカリ骨材反応の判定を試みた。判定に際して実施したものは、(1)岩石学的な分析、(2)化学法、(3)モルタルバー法、(4)セメントの種類が膨張量に及ぼす影響などである。その結果チャートについて有害性が認められたので以下報告する。 4.まとめ 本研究で得られた結果をまとめるとつぎのようになる。 (1)チャート、粘板岩ともにアルカリ骨材反応を起こす可能性のある岩種である。チャートは、1.56%以上のアルカリ含有量の下で、材令3カ月のとき0.05%以上の膨張量を示し有害の可能性がある。(2)高炉セメントB種および耐硫酸塩セメントは、アルカリ骨材反応に対して、添加剤に関係なくかなりの抑止効果を発揮する。(3)アルカリ添加剤NaOHはNaClに比べてアルカリ骨材反応による膨張量を増大させる働きをする。 |
PDFファイル名 | 007-01-0032.pdf |