種別 | 論文 |
主題 | フライアッシュの品質とその評価に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 長滝重義(東京工業大学工学部) |
連名者1 | 大賀宏行(東京工業大学工学部) |
連名者2 | 越智康介(花王石鹸和歌山研究所) |
連名者3 | 中村武夫(日本道路公団山口工事事務所) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 197 |
末尾ページ | 200 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき 石炭火力発電所において副産されるフライアッシュは、従来埋め立て用材やセメン原料、コンクリート用混和材として用いられているが、最近では埋め立て用地の取得が困難となり、その費用も高くなってきているため、コンクリート用混和材としての広範な利用が望まれてきている。しかし、最近では海外炭の使用やNOX規制によるボイラーの燃焼温度の低下等により、フライアッシュの規格であるJIS A 6201に適合しないフライアッシュも増加しており、コンクリート用混和材としての利用範囲が限定される可能性がある。一方、このような低品質なフライアッシュでもコンクリ−ト用混和材として十分使用可能であるという報告もある。そこで本研究では、国内炭及び海外炭より副産されるJISに適合しないものまで含めた広範な種類のフライアッシュについて、そのキャラクタリゼーションを測定し、個々の物性値がフライアッシュを混和したコンクリートの諸性質に及ぼす影響について実験的に検討を加えた。 4.まとめ (1)フライアッシュの反応牲は、ガラス相の構造とガラス質シリカの量の影響を強く受ける。 (2)フレッシュコンクリートのコンシステンシーは、フライアッシュの粒子形状に影響され、粒子形状を示す充てん率を測定することによって、その良否を判定できる。 (3)フライアッシュを混和したコンクリートの長期強度は、フライアッシュのポゾラン反応性の影響が支配的であるが、それだけでは予測は難しく、材令28日の圧縮強度も考慮しなければならない。しかし、材令91日程度ではポゾラン反応の影響が支配的であるとは言い難い。 |
PDFファイル名 | 007-01-0050.pdf |