種別 | 論文 |
主題 | 超貧配合コンクリートヘのシリカフュームの適用 |
副題 | |
筆頭著者 | 関慎吾(日本大学理工学部) |
連名者1 | 山根伸俊(日本大学大学院) |
連名者2 | 田原直樹(日本大学大学院) |
連名者3 | 千秋学(日本大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 209 |
末尾ページ | 212 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.はじめに コンクリート界において、産業副産物シリカフュームの有効利用に関する研究は近年急速に注目を浴びておりその適用性について種々な観点から検討が進みつつある。シリカフュームをコンクリート混和材として利用することは、コンクリートの強度を増進させるだけでなく、水密性、耐久性向上のほか、さまざまな効果が報告されており、シリカフュームを有効に、また適正な利用を図ることは、コンクリートの高品質化に大きく寄与するものと思われる。ダムコンクリートにおいても工事機械の発達による施工技術の高度化や使用材料の開発が進むと同時に、合理化施工に関する提案が盛んになされており、経済的なコンクリートの需要が高まっている。 本研究では、著者らの前報の研究より、シリカフュームが貧配合コンクリートに対し有効であるとの結論に基づき、超貧配合コンクリートを対象としたローラーコンパクテッドダム(以下RCDと略記)コンクリートへシリカフュームを適用し、その適用性および有効利用について、従来使用されているフライアッシュと比較し、検討を行ったものである。 7.結論 シリカフュームは、単位結合材量100kg/m3程度の超貧配分コンクリートに対しても強度の増加に有効に作用するものと思われ、このことより、RCDコンクリートの問題点である初期強度の低下を改善できるものと思われ、RCDコンクリートへの適用が期待される。また、代替材として、シリカフュームを使用することにより、単位結合材量80kg/m3程度の低減が期待でき、これにより、水和熱を抑制し、粘着性が高いことから材料分離の防止にも有効であると思われる。 |
PDFファイル名 | 007-01-0053.pdf |