種別 | 論文 |
主題 | 鋼繊維の形状及び膨張材量がコンクリートのタフネスに及ぼす影響 |
副題 | |
筆頭著者 | 戸川一夫(和歌山工業高等専門学校) |
連名者1 | 中本純次(和歌山工業高等専門学校) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 245 |
末尾ページ | 248 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.本研究の目的 筆者らは鋼繊維と膨張材との複合効果がコンクリートの各種強度あるいはタフネスに与える影響について、ここ数年来研究を重ねてきた。その結果、注目する点は鋼繊維は太くて長いものが曲げタフネスの増大に効果的であるということであった。 本実験は旧年来の実験をさらにおし進めたものであって、曲げタフネスの増大には鋼繊維はどの程度まで太いのがよいか、またどの程度長いのがよいかについて検討を加えたものである。あわせて、曲げ強度、曲げひびわれ強度、圧縮強度及び圧縮タフネスについても鋼繊維の形状寸法の影響を考察し、さらに各種強度等の改善に関して膨張材の効果についても検討を加えた。 7.結論 前回の実験では、コンクリートの曲げタフネスの増大には鋼繊維は太くて長いものが効果的であることが明らかになった。その結果にもとづいて、今回はどの程度まで太くて長い鋼繊維が曲げタフネス等の増大に最も効果的であるかを検討した。その結果、今回用いた配合のコンクリートではφ0.7×60mmの鋼繊維が曲げタフネス、曲げ強度、曲げひびわれ強度、圧縮タフネス及び圧縮強度の増大に最も効果的であることがわかった。また、膨張材を30kg/m3程度混入することは上述した各種力学的特性をさらに増大させることが明らかになった。 |
PDFファイル名 | 007-01-0062.pdf |