| 種別 | 論文 |
| 主題 | 初期材令時に荷重を受けたコンクリートの物性について |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 福留和人（間組技術研究所） |
| 連名者1 | 喜多達夫（間組技術研究所） |
| 連名者2 | |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 7 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 265 |
| 末尾ページ | 268 |
| 年度 | 1985 |
| 要旨 | 1.まえがき コンクリートの早期脱型や施工の機械化に伴って、コンクリートが十分に硬化していない時期に荷重が作用する場合が考えられる。このような場合には、若材令時のコンクリートの強度を精度よく推定するだけでなく、若材令時に受けた荷重がコンクリートの長期的な物性に対して悪影響がないことも確かめる必要がある。しかしながら、若材令時に受けた荷重の影響に関しては、データも少なく、未解明な点が多い。 本研究は、若材令時の一時的な荷重がコンクリートの圧縮、曲げ強度および鉄筋コンクリートの付着性状に及ばす影響を、載荷材令および載荷荷重をパラメータとして、実験的に検討したものである。 4.まとめ 今回の実験結果をまとめると次のようになる。(1)材令初期の荷重は、圧縮強度に対してさほど影響がない。破壊荷重まで載荷した場合でも基準強度の90%以上の強度を有する。(2)材令初期の曲げ荷重は、ひびわれ発生荷重以下であればほとんど影響がない。また、ひびわれが生じた場合でも基準強度の40〜70%まで強度回復が見られる。(3)付着性状については、引抜き試験では初期荷重の悪影響は、顕著に現れないが、両引き試験ではその影響が明確に現れる。すなわち、材令初期に載荷されると付着劣化が生じ、低荷重の段階から付着すべりが生ずるようになる。 |
| PDFファイル名 | 007-01-0067.pdf |