種別 | 論文 |
主題 | 高引張力・高温度におけるコンクリートの時間依存変形 |
副題 | |
筆頭著者 | R.VIRACH(東京大学大学院) |
連名者1 | 森本宏(住友セメント中央研究所) |
連名者2 | 鈴木正治(東京大学工学部) |
連名者3 | 上田多門(東京大学工学部) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 289 |
末尾ページ | 292 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき 近年、温度応力発生のメカニズムを解明し、温度ひびわれの危険性を予測しようという温度応力解析が行われるようになった。この解析上の解明すべき点として、コンクリート打設後の温度履歴、境界条件、熱特性値、変形性および強度等の精度良い推定が挙げられる。変形性に関しては、特に高温状態での引張応力による時間依存変形に関する研究は少なく、マッシブなコンクリート内部の変形挙動を定量的に評価するに至っていない。 本研究は、このような観点から、高引張応力下および高温下でのコンクリートの時間依存変形挙動について実験検討し、破壊の概念を導入した粘弾塑性モデルを提案するものである。 5.結論 本研究で得られた結果をまとめると次のようになる。 (1)提案した粘弾塑性破壊モデルは、コンクリートの時間依存変形を物理的に説明するが、個々のひずみの構成要素はまだ完全に明らかになっておらず、さらに検討が必要である。 (2)載荷時材令が遅い程、破壊は進展するが、塑性変形は減少する。 (3)遅れ弾性ひずみに及ぼす温度の影響は、みかけの収束値の増加として表され、遅れ塑性ひずみの場合は、さらに時間シフト法則の概念を導入して説明される。 (4)遅れ弾性のひずみは、遅れ塑性ひずみと比較すると、速い時間のうちにその多くが生じる。 |
PDFファイル名 | 007-01-0073.pdf |