| 種別 | 論文 |
| 主題 | 多軸応力下のコンクリートの熱膨張とクリープ |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 岡島達雄（名古屋工業大学工学部） |
| 連名者1 | 河辺伸二（名古屋工業大学大学院） |
| 連名者2 | 榎和伸（浅沼組建築部） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 7 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 293 |
| 末尾ページ | 296 |
| 年度 | 1985 |
| 要旨 | 1.序 原子力発電所の格納容器などでは、コンクリートは常時多軸応力と高温を受ける場所で使用され、また安全性の面からも高い信頼性が要求されている。この種の構造物の設計に当たっては、多軸応力を含めた熱的性質に関する研究は、必要不可欠なことである。 筆者らは先に、一軸あるいは二軸に80kgf/cm2以下の定圧縮応力が作用しても、コンクリートの熱(20〜100℃)膨張量は、無応力状態の自由膨張量に等しいことを示した。 本研究は、さらに80kgf/cm2以上の多軸を含めた定圧縮応力を受けるコンクリートの熱膨張について実験し、「温度時間換算則」を適用したクリープを考慮に入れ、考察したものである。 4.結論 1.80kgf/cm2以上の一軸、二軸及び三軸定圧縮応力下での温度上昇時(20℃〜100℃)の熱膨張は、圧縮応力によって生ずるクリープを無視できない。 2.多軸圧縮応力下の温度下降時(100℃〜20℃)にみられる収縮量は、無載荷状態のそれとほぼ等しい。 今後は、シールしたコンクリート供試体を使用した実験や、塑性域におけるコンクリートの熱的性質についての実験も必要であると考える。 |
| PDFファイル名 | 007-01-0074.pdf |