種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの割裂引張強度に関する寸法効果 |
副題 | |
筆頭著者 | 長谷川俊昭(清水建設技術研究所) |
連名者1 | 塩屋俊幸(清水建設技術研究所) |
連名者2 | 岡田武二(清水建設技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 309 |
末尾ページ | 312 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき せん断補強筋を用いていない鉄筋コンクリートはりのせん断強度は、有効高さが大きくなると次第に減少することが実験的研究によって明らかにされている。これは一般に寸法効果と呼ばれているが、コンクリート強度そのものの寸法効果もその一因であるとの指摘がなされている。そこで本研究では直径300cmまでの試験体を用いて割裂引張強度試験を行ない、コンクリートの割裂引張強度に関する寸法効果を検討した。 5.まとめ (1)本実験の条件下では、直径d≦50cmで、dのほぼ-1/3乗に比例する割裂引張強度の寸法効果が認められたが、d>50cmでは寸法効果は認められなかった。また、長さlによる寸法効果は認められなかった。 (2)直径dが異なると応力分布性状や破壊モードが変わるようであり、本実験の寸法効果には、この影響が含まれていると考えられる。 (3)Bazantらのモデルによる等価強度規準を用いた弾塑性解析では、寸法効果を解析的に充分把握することはできなかった。これは主に割裂引張強度がひびわれ伝播条件よりもむしろ応力分布に強く影響されるひびわれ発生条件に敏感であるためと思われるが、Bazantらのモデル化に起因するところもあると思われる。 |
PDFファイル名 | 007-01-0078.pdf |