種別 | 論文 |
主題 | 自動計測・制御を応用した生コンクリートの製造方法の開発 |
副題 | |
筆頭著者 | 村上武夫(竹中工務店東京本店) |
連名者1 | 瀬戸口渉(竹中工務店東京本店) |
連名者2 | 曽根徳明(小野田セメント中央研究所) |
連名者3 | 木佐木靖男(オークス ソフトウェア工場) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 333 |
末尾ページ | 336 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき 近年の生コン工場の多くは高度に自動化が進み、製造部門においても配合の指示からアジテータ車への積込みまでの一連の製造工程が一貫してコンピュータ制御され、この方式は信頼性の高い生コンの製造に貢献してきた。 しかし、この製造方式においてもコンクリートのスランプ、骨材の表面水率はオペレータの勘と経験に頼らざるを得ない。筆者らの測定結果によれば工場で使用される細骨材の表面水率は日内でも数%程度変動する場合もあり、この変動がコンクリートの品質変動の要因のひとつとも考えられた。そこで、スランプ値、骨材表面水率を連続的に自動測定し、さらにこの測定値を自動的に反映させるコソピュータ制御による生コンの製造方式を開発した。 本報告は、上述の新しく開発した製造方式の概要とこの方式によって生コンプラントで製造し、建築構造物へ出荷したコンクリートの品質を従来の製造方式によるものと長期にわたり比較検討したものである。 4.まとめ スランプおよび骨材表面水率の自動測定結果を用い、所定のスランプおよび強度が得られるように遂次、自動的に配合修正を行なう生コンの製造方式について長期間、検討した。その結果、以下のことが判明した。 1)水分計、スランプメータとも測定方法、保守等に配慮すれば生コンプラントにおいて実用可能である。 2)従来の製造方式に比べ、スランプ、空気量、強度とも変動の少ないコンクリートを製造することができる。 3)実計量値と測定表面水率をもとにした強度推定は生コン製造時における品質管理上、有効である。 |
PDFファイル名 | 007-01-0084.pdf |