種別 | 論文 |
主題 | RBSM法による鉄筋コンクリート壁の非線形解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 毛井崇博(竹中工務店 技術研究所) |
連名者1 | 上田眞稔(竹中工務店 技術研究所) |
連名者2 | 川井忠彦(東京大学生産技術研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 413 |
末尾ページ | 416 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき 従来の連続体力学をベースとした有限要素解析とは異なり、川井によって提案された剛体・バネモデル(Rigid Body-Spring Model)は、要素自体を剛体であると仮定し、要素同志は各要素辺上に分布した法線と接線のバネで結ばれ、このバネに表面カによるエネルギーが集中して蓄えられているとして評価される離散化極限解析法である。このモデルは有限要素法が不得手とする要素間のすべりや分離を簡単に取扱うことができ、崩壊パターンや断面応力分布を容易にとらえることができる。 RBSM法がせん断スパン比(M/QD)1.0の柱型のない鉄筋コンクリート壁の非線形解析にも、充分適用できることを確認している。 本報告では、引き続きM/QD=0.62の壁を本手法により解析し、ひび割れ角度を考慮した要素分割法の違いによる断面応力、最大せん断強度、変形性状等の違いについて検討すると共に、実験結果と比較した。 5.まとめ 鉄筋コンクリート璧の最大せん断強度は、ひび割れ角度によって支配され、ひび割れ角度を無視した極限解析は最大強度を過小、又は過大評価する。 適切なひび割れ角度を設定することにより、せん断スパン比の短い壁も最大強度のみならず荷重-変形曲線や断面応力状態を本手法により推定できることがわかった。 |
PDFファイル名 | 007-01-0104.pdf |