種別 | 論文 |
主題 | 高強度PCくい(PHCくい)の水平載荷試験 |
副題 | |
筆頭著者 | 吉田茂(旭化成建材 技術室) |
連名者1 | 前原勝明(旭化成建材 技術室) |
連名者2 | 小谷俊介(東京大学工学部) |
連名者3 | 蔡江洋(東京大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 469 |
末尾ページ | 472 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.はじめに 昭和53年6月の宮城県沖地震(M=7.4)や昭和57年3月の浦河沖地震(M=7.3)により既製コンクリートくいが破損被害を受けたことは、これまで数多くの報告がなされており、未だ記憶に新しい。一般に、くい基礎の設計は許容応力度法によっているが、筆者らはコンクリート系くいの曲げ変形特性が軸方向力の有無により大きく変化することに注目し、力の釣合のみを考える破壊安全率に疑問をもつに至った。 本報告はくい頭を固定とした高強度PCくいに、高軸力を加えた場合と軸力を加えない場合について、繰返し水平載荷試験を行い、その耐力、変形性能を比較検討するものである。 5.結論 (1)コンクリートくいは軸力が導入されることにより、水平耐力が増大するが脆性的な破壊をする。 (2)軸力のないくいは曲げキレツにより固定度が低下して、大変位を生ずる。 (3)コンクリートくいは荷重の小さな領域(弾性域)においても、現在一般的に行なわれている 弾性設計とはかなり異った挙動をする。 (4)くいと地盤を非線形として解析することにより、くいの挙動をかなり正確に予測することができる。 |
PDFファイル名 | 007-01-0118.pdf |