| 種別 | 論文 |
| 主題 | ポリマー含浸コンクリート板を永久型枠として用いたPC梁の基礎的研究 |
| 副題 | |
| 筆頭著者 | 小沢満三（小沢コンクリート工業 技術研究所） |
| 連名者1 | 鶴田健（小沢コンクリート工業 技術研究所） |
| 連名者2 | 内藤隆史（大成建設技術研究所） |
| 連名者3 | |
| 連名者4 | |
| 連名者5 | |
| キーワード | |
| 巻 | 7 |
| 号 | 1 |
| 先頭ページ | 473 |
| 末尾ページ | 476 |
| 年度 | 1985 |
| 要旨 | 1.まえがき 最近問題になっている塩害によるPC梁の劣化防止対策に、不透水性で耐久性及び機械的強度にすぐれたポリマー含浸コンクリート(以下、PIC)の平板を、PC梁の永久型枠として使用する方法を開発した。これは、海洋コンクリート構造物の防食指針(JCI)の第2種防食法における「腐食因子のしゃへい性に優れたパネルを永久型粋として使用する方法」である。このとき、PIC型枠には、(1)塩素イオン等のしゃへい能力(2)コンクリート構造物としての耐久性(3)コンクリート本体との一体性(4)施工性等々が要求される。(1)及び(2)については、別の社会にゆずり、(3)について実験的検討を行なったので、その結果について報告する。 まず、PICに関して、この間、実施した物性試験結果をとりまとめて表-1に示す。 さて、一体性に関する実験では、基本的な実験として、コンクリートとの付着性状を検討するため、様々な表面形状をもつPIC板を作製し、曲げ試験及びせん断試験を実施した。 次に、基礎実験の結果にもとづき、付着性状の良好なPIC板で型枠を作り、ポストテンションPC梁を作製した。PC梁に静的及び動的載荷を行ない、その挙動について、一般のPC梁と比較検討した。 5.まとめ PIC板をPC梁の永久型枠として使用する場合の一体性について検討した結果、表面形状を工夫することによって、コンクリートとの一体性が得られ、プレストレッシングや静的及び動的荷重の作用にも何ら問題点はなく、通常のPC梁と同様に取扱えることがわかった。現在、PIC板のしゃへい性及び耐久性について検討しており、良好な結果が得られれば第2種防食法として使用できるものと考えられる。 |
| PDFファイル名 | 007-01-0119.pdf |