種別 論文
主題 たれ壁・腰壁付きX形配筋柱の弾塑性性状
副題
筆頭著者 南宏一(大阪工業大学工学部)
連名者1 倉本洋(大阪工業大学大学院)
連名者2 若林實(日本建築総合試験所)
連名者3  
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 561
末尾ページ 564
年度 1985
要旨 1.序
 本報は、たれ壁・腰壁により短柱化した柱にX型配筋を適用し、その柱の耐震性能をどのように改善できるかを実験的に考察し、たれ壁・腰壁付き鉄筋コンクリート柱のせん断強度を理論的に求め、実験結果と比較検討を行なうものである。

8.結論
 たれ壁・腰壁によって短柱化した柱にX形配筋を適用し、柱の性能がどのように改善されるかを6体の試験体について実験を行ない、さらに、せん断強度の理論解を導くことを試み次の結論を得た。
(1)たれ壁・腰壁によって短柱化した柱にX形配筋を適用することにより、耐力およびエネルギー消費能力を飛躍的に大きくできる。
(2)たれ壁・腰壁付きX形配筋柱では、柱材の破壊よりも壁部の破壊が生じやすいので、X形配筋の効果を発揮させるためには、壁部分の耐力を十分に大きくする必要がある。
(3)たれ壁・腰壁付さ平行配筋柱のせん断強度は、壁部分で拘束されたアーチ機構による強度と残りの柱部分のアーチ機構とはり機構による強度の累加によってほぼ評価できる。
(4)たれ壁・腰壁付さX形配筋柱では、上述の平行配筋柱強度にX形主筋の強度を累加して求めることができるが、実験値は若干安全側の値を示す。
PDFファイル名 007-01-0141.pdf


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