種別 | 論文 |
主題 | 震災を受けた橋脚のRC巻立て補修の効果 |
副題 | |
筆頭著者 | 森濱和正(建設省土木研究所) |
連名者1 | 小林茂敏(建設省土木研究所) |
連名者2 | 高橋正志(建設省土木研究所) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 577 |
末尾ページ | 580 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.はじめに 地震により被害を受けた鉄筋コンクリート橋脚は、その損傷程度によって鉄筋コンクリート(RC)巻立て補修、補強がおこなわれることがある。しかし、その効果についての実験的検討は比較的少ない。そのため補修計画にあたっては、補修のために新たに巻立てた部分だけの耐荷力を期待し、元の躯体の耐荷カは無視するような設計をしている。その一方では新旧部材が一体に合成されたものとして耐荷力を推定できるとの報告もあるが、鉄筋座屈、定着部強度の低下などがおこっているような損傷柱に対してRC巻立て補修をおこなった場合でも、補強されて合成柱となったものとしての耐荷力、変形性能が期待できるのか不明なところが多い。したがって、これを確かめることを目的として以下の実験をおこなった。 5.結論 本実験により、RC巻立て補強をおこなった結果つぎのことがわかった。(1)曲げ、段落し破壊に対し、補強後にも耐震性が期待でき有効な補強方法である。(2)設計には新旧一体と仮定してよい。ただし、被災履歴によって旧部分の寄与度は異なり、それを考慮する必要がある。今回提案した計算(2)の旧鉄筋の定着強度を低減する方法は、降伏までの挙動の適合性はよい。(3)補強効果をあげるためには、補強前に樹脂注入などの補修をおこなうのがよい。 |
PDFファイル名 | 007-01-0145.pdf |