種別 論文
主題 RC造床スラブの有効丈の違いによる長期曲げ性状について
副題
筆頭著者 岩原昭次(熊本工業大学)
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キーワード
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先頭ページ 637
末尾ページ 640
年度 1985
要旨 1.はじめに
 鉄筋コンクリート造(RC造と略す)床スラブの長期曲げ性状に影響を及ぼす力学的要因として、コンクリートのクリープと収縮、載荷レベル、有効丈、引張鉄筋と圧縮鉄筋との比率、付着抵抗及び支持端の拘束度等があげられる。本研究は、これら諸要因のうち、引張鉄筋の有効丈がひびわれを生じているスラブの長期曲げ性状に及ぼす影響を明らかにすることを目的として、等分持続載荷の単純支持一方向スラブの実験結果とその検討をまとめたものである。なお、載荷によるひびわれ発生の有無による長期曲げ性状の違いについても実験を行ったので合わせて報告する。

4.まとめ
 単純支持一方向スラブについて、主に有効丈の違いによる長期載荷実験(経過日数776日まで)の結果及びその検討をまとめると次のようである。同一載荷で、載荷によってひびわれを生じるスラブについて、有効丈が高い程、たわみ、引張鉄筋歪及び曲率の経時的な進展をより低減させる。但し、たわみの増加する割合(たわみ増加率)に対しては有効丈が高い程高くなる傾向がある。有効丈が長期曲げ性状に及ぼす影響については既往の何らの計算法あるいは実験式で求めることができるが、計算結果と実験式との間しは定量的に検討の余地がある。
PDFファイル名 007-01-0160.pdf


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