種別 | 論文 |
主題 | 純曲げを受けるRC梁の破壊集中性に関する研究 |
副題 | |
筆頭著者 | 小阪義夫(名古屋大学工学部) |
連名者1 | 谷川恭雄(三重大学工学部) |
連名者2 | 畑中重光(名古屋大学大学院) |
連名者3 | 三輪隆治(名古屋大学大学院) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 641 |
末尾ページ | 644 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.まえがき RC架構の塑性設計の際には、構成部材が十分延性的であり、かつ構造物が崩壊機構(mechanism)を形成するに足るモーメントの再分布か行われることが前提となる。RC部材の塑性変形挙動、とくにその延性性質(ductility)を解析的に論ずるには、塑性ヒンジ領域における変形性能と塑性ヒンジ領域の広がりに及ぼす各種要因の影響を把握しておく必要がある。本報では、その第一段階として、RC梁の等曲げモーメント区間内における塑性域の曲率分布について検討する。 5.結論 RC梁の等曲げモーメント区間内における塑性域の曲率分布について実験的に調べ、破壊領域長さおよび延性性質に及ぼす各種要因、とくに曲げ圧縮部の靭性の影響について考慮した。その結果、以下の事項が明らかとなった。 (1)RC梁の等曲げモーメント区間内における破壊の集中性は顕著であり、同区間を破壊領域と非破壊領域に分割できる。 (2)RC梁の曲げ圧縮部の靭性と破壊領域長さおよび破壊領域におけ延性率との間には、かなり強い正の相関が存在する。 (3)RC梁の破壊領域における破壊の延性化は、破壊領域の広がりをも促進し、その結果、RC部材としての塑性変形能力が増大する。 |
PDFファイル名 | 007-01-0161.pdf |