種別 | 報告 |
主題 | セルロースエーテル添加コンクリートについての一実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 早川和良(信越化学工業有機合成事業部) |
連名者1 | 十代田知三(芝浦工業大学工学部) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 681 |
末尾ページ | 684 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.はじめに セルロースエーテルは従来の混和剤にはない優れたブリージング防止効果や高い粘稠性などの特徴を生かして水中コンクリート用の分離低減剤や逆打ちコンクリート用のブリージング防止剤として近年広く用いられている。 本報告は、セルロースエーテルの材料分離防止効果に着目し、骨材とセメントペーストとの付着性や、コンクリートの品質の均一性に及ぼすセルロースエーテルの効果について実験的検討を行なったものである。 4.まとめ 本実験の範囲内で、次のような結果が得られた。 (1)いずれの養生-試験条件、材令26週においてもモルタルの強度に及ぼすセルロースエーテルまたは消泡剤添加の顕著な影響はみられなかった。 (2)セルロースエーテルの添加はブリージングの低減により骨材下面の欠陥による付着性の低下を改善する。 (3)セルロースエーテルの添加は材料分離の低減により硬化後の品質の上下差を少くする。 (4)ブリージング低減効果のほかにセメントマトリックスと骨材との付着性を向上させる効果が示唆された。 |
PDFファイル名 | 007-02-0171.pdf |