種別 | 報告 |
主題 | 推進用腹鉄筋コンクリート管の外圧試験結果とその考察 |
副題 | |
筆頭著者 | 佐藤直昭(ショーボンド建設 技術本部技術部) |
連名者1 | |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 701 |
末尾ページ | 704 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1まえがき 鉄筋コンクリート管は外圧試験によって外圧強度を確認する。現状の管規格ではひびわれ発生点に目が行き過ぎて、破壊の点には目が向いていない。実際には必要な破壊点を知って適正なひびわれ点を定めることが大切だと思う。 本管は青森市の下水道に用いられた推進工法用のφ2700mmの鉄筋コンクリート管で、推進時に複雑な外力が働くことから管の破壊荷重を高めるために円周方向を複鉄筋構造とし、推進方向にも異形棒鋼を配して増強したものである。 本文ではひびわれ発生点(初きれつ)と破壊点への挙動を荷重たわみ線を基に明らかにし、合せて膨張材を入れてケミカルプレストレスを導入した鉄筋コンクリート管の挙動についても検討を加える。 5.結論 今回実験に供したφ2700mm腹鉄筋コンクリート管に関して次のことがいえる。 (1)ひびわれ発生までの荷重たわみの関係は鉄筋比の差異や膨張材の有無にかかわらず次式となる。P=1/0.950δ0.8426 (2) (2)ひびわれ発生点は、信頼度68%では1/3800rad(平均1/3000rad)である。 (3)膨張材の効果は管上下内面のひびわれ発生点と対数目盛による二直線の交点をひびわれ前の剛性の線上に引き上げる働きをする。その限度は部材変形角にして膨張材入りコンクリート管厚60mmで1/1800rad、金厚(195mm)では1/1400radである。なお、膨張材の有無による破壊点の変化はみられなかった。 (4)管上下内面にひびわれが発生してからの剛性は鉄筋比に応じて次式で示すことができる。 a=0.5145p+0.163 (1)、ここに、a:剛性、P:鉄筋比(%)、(r=0.923)) (5)膨張材を入れたコンクリートを管厚60mm、全厚(195mm)入れたときにひびわれ発生以後の剛性は次式となる。a=-0.0069t+0.486 (5)、(r=-0.937) (6)破壊点は信頼度68%では1/80rad(平均1/55rad)である。 |
PDFファイル名 | 007-02-0176.pdf |