種別 | 報告 |
主題 | 既存鉄筋コンクリート造建物の鉄骨ブレース、パネルによる耐震補強 |
副題 | |
筆頭著者 | 菅野俊介(竹中工務店技術研究所) |
連名者1 | 藤村勝(竹中工務店東京本店) |
連名者2 | |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 7 |
号 | 1 |
先頭ページ | 709 |
末尾ページ | 712 |
年度 | 1985 |
要旨 | 1.序 本建物は昭和42年に竣工した地上4階のRC造建物で、学校建築の特別教室である。この建物は静岡県東部に位置した東海地震を想定した県の地域区分の中で、最も大きな耐震性能が必要とされるA地域に属する。耐震診断基準による診断の結果、桁行(X)方向の下層でIS指標が県の耐震性判定指標値(ET)をかり下回ったので、補強が必要になった。検討の結果、補強による重量増加や建物機能の低下を最小限にとどめるため、大きな耐力と窓開口が得られる鉄骨要素を主として用いた補強法を採用することになった。 本報では補強設計と地震応答解析による補強効果の検討結果を述べた上で、実施工を踏えて、今回の鉄骨補強法と従来のRC補強法の特色等を比較してみる。 7.まとめ 最近の研究成果を基に既存RC造建物を鉄骨要素で補強することにより、建物機能への影響と重量の増大を最小限にとどめながら、効果的に耐震性能を向上させることができた。この工法は直接的な工事費が既往の補強法を上回るものの、得られる性能を総合的に判断すれば、優れた耐震補強工法であると言える。 |
PDFファイル名 | 007-02-0178.pdf |