種別 論文
主題 マスコンクリートの熱変形挙動の実測と解析
副題
筆頭著者 田辺忠顕(名古屋大学)
連名者1 西岡哲(東急建設)
連名者2 前田強司(東急建設)
連名者3 石川雅美(東急建設)
連名者4  
連名者5  
キーワード
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先頭ページ 17
末尾ページ 20
年度 1986
要旨 1.まえがき
 マスコンクリートの温度応力発生メカニズムの解明にあたっては、解析的な研究や実構造物における実測のみでなく、境界条件の明らかなマスコンクリート実験を行って、その挙動を検討する必要があることが以前から指摘されていたが、本格的な実験は行われていなかった。特にマスコンクリートブロック全体の変形を実測した実験、あるいは物理的には明確な外部拘束を使用したマスコンクリート実験例は公表されていない。
 本報告は、上記の点に留意して行ったマスコンクリート温度応力実験の第一報である。高さ、幅、長さが各々1.0m、0.95m、15mの矩形はりの温度変形挙動を考察しているが、高感度の変形系を多数配置して、マスコンクリート全体をはじめて測定したこと、はりの底面と地盤との間の摩擦力を極力減じている点が特徴である。
5.まとめ
 本実験は、外部拘束の影響が少ない場合を想定して実施したものである。その結果、これまで解析に基づき推測されてるだけであったコンクリートの熱変形挙動をある程度の精度で実際に確認できた。また、ここで実測された温度を基に、実測された変形と一致するように外部拘束効果を変化させて解析した結果、軸拘束と曲げ拘束を変えて与えた場合によく一致した。また変形挙動が一致すれば、応力も実測応力とよく一致することがわかった。
PDFファイル名 008-01-0005.pdf


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