種別 | 論文 |
主題 | ダムコンクリートの温度応力の実測と解析 |
副題 | |
筆頭著者 | 白石文雄(奥村組) |
連名者1 | 上西隆(奥村組) |
連名者2 | 増井仁(奥村組) |
連名者3 | 森田修二(奥村組) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 21 |
末尾ページ | 24 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき マッシブなコンクリート部材に発生する温度ひび割れを制御するにあたっては、事前に、コンクリートの温度変化や、発生する応力を精度良く推定する必要がある。現在までに、これらについて、種々の実験や解析が行われて、問題点も徐々に解明されている。 本報告では、ダムコンクリートで行った、温度、ひずみ、応力の計測結果について述べるとともに、FEM解析値やSchmidt法、Compensation Line法(以下、C.L法)の解析値と実験地を比較・検討した結果について述べる。 7.まとめ 今回の実測、解析の結果を要約すると次の通りである。 (1)コンクリートの硬化過程で発生する応力も、有効応力計により計測可能である。 (2)コンクリートの熱膨張係数は、初期材令では、一般的な値より大きく、温度の降下時には小さくなっている。 (3)温度解析では、FEM、Schmidt Line法とも実験値と良く近似しており、十分予測可能である。 (4)応力解析では、FEM、C.L法とも定性的には一致しているが、定量的には問題がある。より精度良く推定するためには、初期材令での弾性係数の発現状況や、材令、温度変化に伴う熱膨張係数の推移、さらに、応力反転前後の応力緩和特性など把握し、解析に適用している必要がある。 |
PDFファイル名 | 008-01-0006.pdf |