種別 | 論文 |
主題 | 高炉スラグ細骨材を用いた高炉セメントコンクリートの長期性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 奥村博昭(新日本製鉄) |
連名者1 | 沼田晋一(新日本製鉄) |
連名者2 | 野田鉄平(新日本製鉄) |
連名者3 | |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 117 |
末尾ページ | 120 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 水砕スラグは、高炉セメントに古くから用いられて、使用実績も豊富であるが、コンクリート用細骨材としての歴史は10数年である。今回調査の対象とした高炉スラグ細骨材コンクリート構造物は、我が国で最初に用いられた一つで、JIS A 5012「コンクリート用高炉スラグ細骨材」、土木、建築両学会の指針作成の際に、高炉スラグ細骨材コンクリートの長期安定性を判断する上で、種々なデータを提供したものである。本構造物は、昭和49年7月に施工したものであり、10年以上経過したのを機にコンクリートの諸物性をさらに調査して考察した。 6.結論 屋外環境下に暴露された薄い断面の構造物調査を、施工後2年目の昭和51年10月から11.5年目の昭和61年1月まで継続実施し、次の結論を得た。 (1)高炉スラグ細骨材を使用すると、環境条件次第では、水和活性が有利に働き長期の強度増加がある。 (2)長期の強度増加が認められる場合は、セメントの種類に関係なく中性化は遅くなる。 (3)ポロシチー測定の結果から、長期にわたってち密なコンクリートが得られることが推察される。 |
PDFファイル名 | 008-01-0030.pdf |