種別 | 論文 |
主題 | 耐塩鉄筋のコンクリート劣化防止性能 |
副題 | |
筆頭著者 | 島田春夫(新日本製鉄) |
連名者1 | 木村輝夫(新日本製鉄) |
連名者2 | 早稲田孝(新日本製鉄) |
連名者3 | 榊原義明(新日本製鉄) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 137 |
末尾ページ | 140 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 最近海浜地帯に建設された土木建築コンクリート構造物や海砂使用の土木建築コンクリート建造物の中で10〜20年の経過で劣化する傾向が認められその対策が急がれている。本研究は鋼自体の成分を調整するだけでこれら塩害によるコンクリート劣化を防止したり、可能なかぎりコンクリート劣化を遅らせることを目的として実施してきたもので以下にその内容を報告する。 3.結論 コンクリート原料の砂中塩分を変化させて普通鉄筋を埋設させたコンクリートブロックと耐塩鉄筋を埋設させたコンクリートブロックを80℃の高温で乾湿くり返しの厳しい条件に曝露してコンクリート劣化の経時変化を観察した。その結果以下のことが分かった。 (1)コンクリート中の埋設鉄筋近傍の砂中塩分が0.5%に達しても耐塩鉄筋の錆成長は普通鉄筋の場合より著しく遅れ、コンクリート劣化を防止できる。 (2)コンクリート中の埋設鉄筋近傍の砂中塩分が1.0%に達した場合には、耐塩鉄筋を埋設したもののコンクリート劣化は普通鉄筋埋設のものと比較してコンクリート劣化を遅らせることができるが防止はできない。 (3)3.5%Ni-W系高純度鋼鉄筋の場合には高塩分濃度でもコンクリート劣化防止に有効な可能性がある。 |
PDFファイル名 | 008-01-0035.pdf |