種別 | 論文 |
主題 | コンクリートの凍害に関する暴露実験 |
副題 | |
筆頭著者 | 弥勒院輝明(北海道電力) |
連名者1 | 藤井一郎(北海道電力) |
連名者2 | 坪田則行(北海道電力) |
連名者3 | 佐藤希久(北電興業) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 189 |
末尾ページ | 192 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき 北海道は積雪、寒冷地域に位置しており、コンクリート構造物に対しては凍害劣化等の被害を及ぼす苛酷な自然条件下にある。そのため、電力施設の一般構造用コンクリートの凍結融解作用に対する屋外暴露実験と促進凍結試験との関連性把握を目的として昭和48年札幌近郊藻岩ダムに屋外暴露供試体を設置し、以来毎年継続測定を実施してしいる。 本報告書ほ、上記条件を配慮した設計配合によるコンクリート供試体の暴露実験に関する現段階までに得られた凍結抵抗性の諸試験のうち、重量減少率による測定方法が最も促進凍結試験と対応するという結果を述べたものである。 5.あとがき 北海道における電力一般構造用コンクリートの現地暴露実験と促進凍結試験における測定方法に関して、経年13年のASTM暴露供試体の観測値をもとに検討を試みた結果、供試体内部に欠陥が顕著に顕われない場合は、測定方法として重量変化測定が促進凍結試験と良い相関を示すことがわかった。 また、促進凍結融解回数が300回程度の試験値では、屋外暴露状態(乾操・湿潤のくり返し)における10年末満の重量減少率にとどまったことから、今後、構造物(供試体)の設置条件に応じた限界サイクル回数の選定とサイズ効果の検討が必要と考えられる。 |
PDFファイル名 | 008-01-0048.pdf |