種別 | 論文 |
主題 | AE法に基づいたひびわれ欠帖の総合的評価 |
副題 | |
筆頭著者 | 大津政康(熊本大学) |
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連名者2 | |
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連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 201 |
末尾ページ | 204 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに アルカリ骨材反応、塩害をはじめとして、コンクリートに発生するひびわれ、あるいはクラックは、コンクリート構造物の耐久性に関係して、非常に重要な問題となっている。そのため、新たなひびわれの発生の検出、発生および進展機構の解明、さらに既存のひびわれバターンの検討などか可能となる総合的なひびわれ評価法の確立は、耐久性の問題に対する研究の急務であると考えられる。 本研究は、このような考察のもとに、内部ひびわれをも含めて外部から評価出来ることを念頭におき、コンクリート中を伝播する弾性波とアコースティックエミッション(Acoustic Emission、AE)現象に着目し、AE法を用いて得られる計測データに基づいた、ひびわれ欠陥の総合的評価法を提案し、その有効性の検討を試みたものである。 6.結論 (1)AE法に基ずいたひびわれの総合的評価法を提案し、力学的条件としての限界応力拡大係数K1CとAE波形の解析によるひびわれ方向の決定について検討を行った。 (2)AE発生頻度の急増荷重とBEM解析によって決定されたK1Cの値は、ノッチ深さa/Wの増加および供試体寸法の変化による変動が少なく、ひびわれ発生を支配する物性せとして有望であることが認められた。 (3)検出波形とシミュレーション波形の一致を確認した後、シミュレーション波形を用いてひびわれの位置、さらに放射形式に基ずいてひびわれの方向を決定することを試み、その有効性を確認した。 |
PDFファイル名 | 008-01-0051.pdf |