種別 | 論文 |
主題 | 高炉スラグ粉末、フライアッシュによるASR膨張抑制効果に関する実験的検討 |
副題 | |
筆頭著者 | 石井良美(建設省) |
連名者1 | 蒔田 実(建設省) |
連名者2 | 小林茂敏(建設省) |
連名者3 | 小野金造(東京ソイルリサーチ) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 217 |
末尾ページ | 220 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.まえがき アルカリシリカ反応(以下,ASR)によるコンクリート構造物の劣化が、関西地方を中心に報告きれており、ASRの調査や試験方法が確立すればASRを生じている構造物や反応性骨材はさらに広い範囲で見つかることが予想される。このASRを抑制する方法としては、すでに低アルカリセメントの使用、ポゾランの添加、総アルカリ量の規制などが考えられているが、我が国ではこれらの抑制効果を確認した試験例がまだ少ない。このため、ASR試験で有害となる骨材を別にフライアッシュ、高炉スラグ粉末によるASRの膨張抑制の効果について実験をおこなったのでここに報告する。 4.まとめ 反応性骨材について、フライアッシュ、高炉スラグ粉末を用いてASRの膨張抑制の効果を検討した。その結果本実験で使用した材料の範囲内において次のことが明かとなった。 モルタル試験 (1)混和材によって膨張は抑制されるが抑制効果は混和材とアルカリ量との比(A/F、A/S)に関係する (2)また、その抑制力は混和剤の種類によって異なる。 コンクリート試験 (3)動弾性係数の減少はASRの進行に関係し、膨張量と動弾性係数の関係はある精度までは比例関係にある (4)フライアッシュ、高炉スラグ粉末の抑制効果はコンクリートにおいても確認された (5)6.4kg/m3のアルカリは一般に使用されている骨材でも異常な拳動を示す。 |
PDFファイル名 | 008-01-0055.pdf |