種別 | 論文 |
主題 | 混合骨材を用いたコンクリートの長期性状 |
副題 | |
筆頭著者 | 友沢史紀(建設省) |
連名者1 | 阿部道彦(建設省) |
連名者2 | 田中斉(建設省) |
連名者3 | 安田正雪(建設省) |
連名者4 | |
連名者5 | |
キーワード | |
巻 | 8 |
号 | 0 |
先頭ページ | 245 |
末尾ページ | 248 |
年度 | 1986 |
要旨 | 1.はじめに 筆者らは、別報において、低品質骨材を使用したコンクリートは、良質な骨材を用いた場合に比べて圧縮強度、静弾性係数がやや小さく、耐凍害性の大きく抵下するものもみられることを報告した。 一方、昭和60年3月の生コンのJIS改正により新たに骨材の混合の規定が設けられ、低品質な骨材が良質骨材に混合されて使用される可能性が生じている。本研究は、低品質骨材の適正利用および骨材の混合規定の合理的な適用を図るための品質基準を縛ることを目的とし、混合骨材の品質がコンクリートの性質に及ぼす影響について実験的検討を行うものである。 5.まとめ 混合骨材の長期性状について検討した結果、以下のようにまとめられる。 (1)混合骨材を用いたコンクリートの力学的性質、乾燥収縮率および凍結融解抵抗性は、骨材の混合比率にほぼ比例し、混合前の骨材品質と混合比から求められる混合骨材の品質によってほぼ定まると考えてよい。ただし、凍結融解抵抗性は、空気量が不充分であると、品質の悪い骨材の影響を強く受ける傾向にある。 (2)混合骨材を用いたコンクリートの力学的性質は、骨材の吸水率に比べて安定性損失重量とかなり良い相関を示す。乾燥収縮と凍結融解抵抗性については、吸水率と安定性損失垂量以外の骨材品質の影響もみられる。 |
PDFファイル名 | 008-01-0062.pdf |